2020/01/12

沼津サンシャイン!!聖地巡礼<内浦・伊豆編>

巡礼ヨーソロー!すっかり遅くなりましたが、前回に引き続きラブライブ!サンシャイン!!聖地巡礼、今回は内浦・伊豆編です。


  1. 島郷海水浴場
  2. あわしまマリンパーク
  3. 内浦漁協直営 いけすや
  4. 辻宗商店
  5. おさかな食堂 やまや
  6. 内浦漁協 荷捌所
  7. とさわや旅館
  8. 和洋菓子・喫茶 松月
  9. セブンイレブン 伊豆三津シーパラダイス前店
  10. 三津海水浴場
  11. 安田屋旅館
  12. 伊豆・三津シーパラダイス
  13. 三の浦総合案内所
  14. 唯念大名号碑
  15. 長浜城跡
  16. 長井崎中学校前 バス停
  17. 伊豆長岡駅
  18. 伊豆の国パノラマパーク
  19. 西伊豆スカイライン 土肥駐車場

3. 内浦漁協直営 いけすや~15. 長浜城跡までは密集しているので、歩いて回れなくもないのですが、車で内浦に来た場合自由に停められる駐車場がないことが問題になります。また上記範囲の県道17号線は片側1車線の狭い道路なので、路駐できる場所はほぼありません。普通に迷惑なのでやめたほうが賢明です。

▲内浦map。いけすやから長浜城跡は2km、やまやから伊豆・三津シーパラダイスまでは700mとかなり密集している

対策としては以下の4つが考えられます。

1. 内浦漁協直営 いけすや、またはおさかな食堂 やまやに駐車

2. セブンイレブン 伊豆三津シーパラダイス前店に駐車

3. 伊豆・三津シーパラダイスに駐車

4. 三の浦総合案内所に駐車

1. は当然ですがお店を利用することが前提です。じゃないと無断駐車になります(車を放置して別の場所に行っちゃうのもグレーゾーンですが)。
2. はコンビニの駐車場なのでハードルは低そうですが、考えることは皆同じで常に満車状態なので、駐車自体が難しいと思います。
3. も水族館への入館が前提ですが、駐車料金500円が必要になります。
4. は比較的空いていますので駐車はしやすいですが、徒歩で向かうには少々距離があります。

いずれにせよ、長居はしづらいので気兼ねなくじっくり回りたい場合はバスでの来場をおすすめします。


それでは、順番に見ていきます。


1. 島郷海水浴場
↑クリックでgoogle map表示。以下同じ

名前決めようとしてる時に、この名前に出会った。それって、凄く大切なんじゃないかな。――高海千歌

沼津市中心部から国道414号線を使って南下、沼津御用邸記念公園のすぐ南側にあります。一発目から内浦じゃないってどういうことだよ。
この場所はアニメ1期にて2年生がスクールアイドルを結成した直後に練習していた場所、そしてAqoursというユニット名が決定した場所ですね。

▲島郷海水浴場にて南西方向を見た写真。白い建物の奥に見えるのが淡島。北を向けば富士山が見えるはずですが、当日はこの天気なので見えません

私が行ったときは流木がそこら中に散乱してたので、とても練習できるような状態ではなかったのですが、海水浴シーズン前には清掃したりするんでしょうかね。後に紹介する三津海水浴場と比べるとかなり広い海水浴場です。

▲様式美。これを即座に「アクア」と読める曜ちゃん、博識というより空気が読めるなあ

ここに来たらやっぱりやらないといけないかなということでAqoursの落書き。この写真を撮る前に、波際ぎりぎりを攻めすぎて靴を海水で濡らしたのはここだけの話。


2. あわしまマリンパーク

淡島にあるのが、あわしまマリンパーク。とってもマリンなパーク!――小原鞠莉

おまたせ。

国道414号線から右折して県道17号線へと移って更に南下。内浦に入って最初に見えるのが淡島マリンパークです。無人島である淡島全体がテーマパークになっており、主な施設として淡島水族館カエル館淡島神社淡島ホテルなどがあります。

淡島へはチケット売り場でチケットを購入し、専用の船で渡ります。チケットはあわしまマリンパークとしてのものなので、1枚あれば淡島水族館やカエル館などにそのまま入ることができます。ですが車で来ている場合は、駐車料金として500円が別途必要です。
チケットを購入したらまずは船待合所へ。

▲船待合所入口。淡島への船は絶えず往復しているので、待っていなくてもすぐ来るのですが、まずは寄ってみましょう


▲船待合所内。未体験HORIZONやKOKORO Magic A to Zのポスターが展示されているほか、Aqoursの声優さんたちのサインが壁に描かれています。

内浦、始まってますね(何が)。

船待合所の横にはデコレーション工房というものもあり、お皿やマグカップといった食器類にAqoursのキャラやロゴをプリントして、オリジナルの作品を作るという体験ができるらしいですね。
▲デコレーション工房前には各キャラののぼりが立っています。リアル脱出ゲームが淡島で行われていたときはここに等身大パネルがあったみたいですね。

それでは淡島に向かいます。

▲本土側から見た淡島。右端の特徴的な形をした建物が淡島ホテル。その左に淡島水族館があり、中央付近に見える木造の建物がカエル館。

船着き場で待っていると、例の連絡船がやってきます。

▲だって、虹がかかったんだもん!

奇跡だよ!!(この日唯一の晴れ間)
というわけでアワシマ16号に乗って淡島へ乗り込みます。


▲淡島への連絡船、アワシマ16号。連絡船はアワシマ16号とアワシマ13号しかなく、必ずこのAqoursラッピング仕様に乗ることになります。


▲こちらはアワシマ13号。16号と比べると一回り小さいです

アワシマ16号は外側だけでなく内側もしっかりラッピングされており、声優さんのサインもばっちり入っています。ラブライブ!興味ない人めっちゃ乗りづらいだろうなあ……。


▲船内のイラスト。こちらはあわしまマリンパークの売店でタペストリー、クリアファイルとして購入することもできます



▲AZALEAとGuilty Kissのサイン。そういえばCYaRon!は見当たらなかったんですけど見落としたのかな……?






▲船尾と天面のイラスト。ダイヤさんやたらはっちゃけてますね

淡島は目と鼻の先にあるので、乗船時間はかなり短いです。また内浦湾の中にあるので波も穏やかで乗りやすいですね。

▲淡島へは桟橋から上陸。正確には桟橋の中央付近に船が着くので、この写真は島とは逆方向の洋上レストランまで歩かないと撮れない。この洋上レストランと淡島の間にイルカプールがあります

上陸してすぐに見えるのが淡島水族館です。
淡島水族館は他2つの水族館と比べると手作り感が強くなっています。とはいえ安っぽいわけではなく、より内浦の海に寄り添った水族館といえますね。アシカショーなどもあり決して地味ではありません。


▲最初に見えるのがフンボルトペンギンのペンギンプール。タイミングが合えばエサやり体験もできます



▲建屋の中では内浦近海、駿河湾の魚類を見ることができます

淡島水族館を抜けて時計回りに島を回ります。次に見えてくるのがカエル館、果南ちゃんの実家モデルの場所ですね。

 ▲HAPPY PARTY TRAINのセンター総選挙1位を祝う横断幕。その奥にカエル館があります

▲カエル館。世界中のカエルを集めている国内でも珍しい場所です


▲カエル館のバルコニーは椅子とテーブルが並べられており、アニメのシーンが再現されています。またその横にはカナンと名前の入った足ヒレや酸素ボンベなども

▲カエル館の前は果南ちゃんが練習ノートを投げ込み、鞠莉さんが飛び込んでノートを拾い上げた場所になっています。そのためこんな注意書きが


▲こちらはカエル館のカエルたち、イチゴヤドクガエルとコバルトヤドクガエルです。館内はカエルに良い環境を整えるため25℃で保たれています。冬場に行くと暑いかも

カエル館を出発し更に進むと見えるのが淡島神社(厳島神社)です。アニメでは階段を駆け上がってトレーニングをしていた場所ですが、かなり急で足場もあまりよくないので、走るのはやめたほうがよさそうです(走るなという看板もあり)


▲淡島神社の鳥居。その横には劇場版のヒットを祈願した巨大な絵馬があり、

▲更に横にはぬまっちゃ(140円)とAqoursウォーター!(160円)を売る自動販売機があります。淡島神社に登るといい運動になるので水分が欲しくなります。商売が上手いですね

結構な急こう配を登っていくと、途中で道が分岐します。ロックテラスと書かれているほうに向かうと……

▲ロックテラス。花丸ちゃんとダイヤさんが見える……見えるぞぉ……

ルビィちゃんのスクールアイドル活動を認めてあげてくださいとお願いした場所ですね。ここに来るまでこのベンチは拝殿への道中にあるものだと思っていたので、ここで行き止まりになっているのはちょっと意外でしたね。

引き返しまして更に登ると拝殿へ到着します。ゆっくり歩いてだいたい15分くらいかかりましたね。

▲割と険しい参拝道を登っていくと、

▲拝殿に到着。左右には大量の絵馬がかけられています。Aqours仕様の絵馬は淡路水族館の売店で購入可能

この日は運がいいのか悪いのか、誰にも出くわさなかったのでゆっくりお参りして来た道を戻ります。拝殿のある頂上は草木が生い茂っているので景観はよくありません。眺めを見るならロックテラスが一番でしょうね。

淡島神社を後にすると再び時計回りに淡島を回ります。島の反対側は目ぼしい建物がなくなるので、無人島らしい静かな時間が流れています。淡島神社に登って温まった体を冷やすにはいい散策道です。

▲おそらく小原家のヘリポートだった場所、海軍淡島桟橋。ヘリポート部分は崩れているため立ち入り禁止になっていました。左奥に見える桟橋部分では淡島ホテル宿泊客が釣りをしています

海軍淡島桟橋を過ぎると目の前に淡島ホテルが現れますが、宿泊客ではないので当然入れません(フロント・ロビーにあたる部分は本土側にあります)。ホテルの手前で右折し、Bule Caveをくぐります。


▲Bule Cave。青を中心としたイルミネーションで彩った歩行者用のトンネル。アニメ2期ではシャイニーを探しに行く前、3年生がこれまでとこれからの話をするシーンで出てきましたね

このBule Cave、どこか建物の中にあるものだと勝手に想像していたので、突然現れたコンクリートのトンネルに驚きました。淡島は元々旧日本海軍の研究施設があった島らしいので、防空壕跡を再利用しているんじゃないのかと思ったのですがどうなんでしょうかね。入口には平成3年竣工とあるので間違ってそうですが。

Bule Caveを抜けると本土側に戻ってくる形になります。少し歩くと銭洗弁天が現れます。



▲銭洗弁天。アニメ2期で千歌ちゃんが資金不足で神頼みをした神社です。善子ちゃんと花丸ちゃんが顔をはめた、弁天様と恵比寿様のパネルもありますね

その先には淡島水族館のアザラシプールやアシカプール、カメプールなどが現れ、島内1周が完了したことを教えてくれます。

▲船内でもみたイラスト。全員ではないですが声優さんのサインとメッセージが入っています。サインを保護するためにフィルムが貼っている部分以外は、太陽光で退色してしまっているのが少し寂しいですね

▲プールを泳ぐゴマフアザラシ。ショーの時間になるとステージのほうに移動してアシカと一緒に楽しませてくれます


 ▲淡島水族館近くの軽食屋うみねCafe。店内はAqoursのイラストで飾りつけされています

▲しらすレモンパスタ。しらすの塩加減とレモンの酸っぱさがマッチして美味でした

1周後は再びアワシマ16号に乗って本土帰還です。


3. 内浦漁協直営 いけすや

その美味しさは、今までのアジの価値観を変える、アジ体験なのです!! ――高海千歌

あわしまマリンパークの駐車場を出て南へ。車で5分もかからず到着するのがいけすやです。こちらはCYaRon!2ndシングル近未来ハッピーエンドのドラマで登場したお店ですね。
かなり人気のお店なので開店時間の9時からしばらく経てば待ち時間30分オーバーは当たり前になります。駐車場も広いスペースが多くの車で埋まってしまうので、できる限り午前中の早い時間に来ることをおすすめします。観光地の御飯処ってそういうもんだとは思いますけど。

自分がいけすやさんに行ったのは12時半頃でしたが、席につけたのは13時ちょうど位でした。ぼっちだったので若干早かったかもしれませんね。
注文したのはもちろん、二食感活あじ丼です。

▲二食感活あじ丼。お値段1000円。ドラマCDでは "いき" アジ丼と紹介していましたが、メニューは "かつ" アジ丼になってました

この二食感活あじ丼、ドラマCDでも珍しくまともに解説をしているので詳しい説明は不要かと思いますが、その日水揚げした新鮮なアジのお刺身と、1日冷蔵庫で熟成させたアジのお刺身の両方を丼にして食べられる、しかも1000円というかなりお得な丼です。

1日置いただけで二食感なんて名前が付くほど変わったりするのか?と食べる前まで懐疑的だったのが正直なところでしたが、驚くことに違いが判るんですね。

新鮮なアジは身がしまっており、ぷりぷりとした食感があります。とれたてだからこその澄んだアジの味ですね。一方、1日置いたアジは少し柔らかい食感です。ですがその分アジの旨味が凝縮されていて、とても濃いアジの味がします。そしてこれがめちゃめちゃ美味い。

今までのアジのイメージが変わります。内浦漁協の名物養殖アジ、ぜひ一度ご賞味あれ。


4. 辻宗商店

いけすやから歩いて数分、アニメにも何度も登場した駄菓子屋さんですね。こちらも店内はAqoursのグッズであふれています。
こちらではのっぽパン、みかんゼリーなども購入できます。のっぽパンはキオスクなどに比べると本数は少なめなのでちょっと注意が必要ですね。

▲辻宗商店入口。大量のラバストが飾られているところに営業中の文字が


5. おさかな食堂 やまや

お刺身だけじゃなくて、天ぷらもついてくる定食なの。だからいいかなぁって……。――桜内莉子

県道17号線と県道130号線を結ぶ三津三差路交差点。その角にやまやがあります。いけすやと比べると少しお高めのメニューが並びますが、新鮮なお刺身や天ぷら、煮付けなどがいただけます。

▲やまや外観。少し敷居が高そうな店構えですが、提供される料理を考えると高価というわけではなく、カウンター席もあるため1人でも安心して入れます

今回はGuilty Kiss 2ndシングルコワレヤスキのドラマで、梨子ちゃんがおすすめしていた寿定食を頂きました。寿定食は上記梨子ちゃんのセリフ通り、お刺身と天ぷらが頂けます。

▲寿定食。お値段1998円

提供されるものは地魚を中心としており、お刺身はホタテ貝、ホッキ貝、ブリ、マグロ、エビ、イカ。天ぷらはししとう、サツマイモ、エビ、キス、サクラエビのかき揚げ。特にサクラエビのかき揚げは、殻の香ばしさの中にしっかりとサクラエビの味がして美味しかったです。サクラエビって安いものだと殻の味しかしない時があると思うんですけど、流石に産地直送は違いましたね。

やまやは他にも数多くのメニューがあるため、機会があればまた行ってみたいですね。こういう時じゃないと緑虫は絶対入らないようなお店ですけどね……。


6. 内浦漁協 荷捌所

曜ちゃんが電撃G'sマガジン2016年4月号にて、ステージ衣装で写真を撮っていた場所ですね。沼津港の沼津魚市場の屋根も似たような形状なので、自分は間違えそうになりました。まあ、初出は上記2016年4月号ですけど、緑虫の初見は2019年12月号の曜ちゃん特集なので。

▲内浦漁協。午前中は漁協関係者の車やカゴでいっぱいになるので、再現度を上げるなら午後に狙ったほうがいいかもしれません



こちらは劇中で登場したわけではありませんが、善子推しが強い旅館です。旅館の玄関口には善子寝そべりぬいぐるみをはじめとした多くのぬいぐるみを飾っており、まさに祭壇状態になっています。また、Aqoursとのコラボグッズを販売していたり、Aqoursのイベントを開催したりと、かなり力を入れてくださっている旅館ですね。


▲とさわや旅館入口。ぬいぐるみが山のように積みあがっています

宿泊料金は1万円程と、高級旅館や高級ホテルが並ぶ内浦では比較的リーズナブルとなっています。
更に、この旅館は定食屋もやっており、宿泊しなくてもご飯を頂くことができます。1日10食限定ですが善子とコラボしたメニューもやっていたりするので、気になる人は開店直後を狙ってみてはいかがでしょうか。


8. 和洋菓子・喫茶 松月

ケーキやクッキーのような洋菓子だけでなく和菓子も取りそろえ、幅広い年代に愛される地元イチオシのお店です!――高海千歌

CYaRon! 1stシングル元気全開DAY! DAY! DAY!のドラマ他、アニメでも登場した松月。上記のセリフの通り、洋菓子も和菓子も販売している喫茶店です。

▲松月外観。入ってすぐのところにショーケースとレジがあり、飲食できるスペースは向かって右に設けられている

ショーケースは左側に和菓子、右側に洋菓子が並んでいます。和菓子は個包装がされているので買ってすぐ持ち帰ることができます。また、飲食スペースはアニメ通りのテーブル配置となっています(お客さんがいたので写真なし)。
今回は和菓子で1番人気のみかんどら焼き、善子ちゃんが推していたチョコレート饅頭、そして寿太郎のみかんジュースを頂きました。


9. セブンイレブン 伊豆三津シーパラダイス前店

誰よ!高いアイス頼んだの!――津島善子

アニメ1期で練習後善子がじゃんけんに負け、Aqoursメンバー全員のアイスを買っていたコンビニがこのセブンイレブンです。缶バッジはセブンイレブンの縁なのか梨子ちゃんですけどね。

このセブンイレブン、道路の反対側に松月、北側に内浦漁協 荷捌所、南側に三津海水浴場と安田旅館と、聖地巡礼をするラブライバーには最高の立地なので、かなりの確率で駐車場がいっぱいになっています。

店内は他のセブンイレブンと変わりありませんが、前述のラブライブ缶バッジや街歩きスタンプ用の手帳が売っていたりするのが少し違うところになります。


10. 三津海水浴場

みんなワクワクしてるんだよ? 千歌ちゃんと一緒に、自分たちだけの輝きを見付けられるのを。――桜内梨子

千歌ちゃんの実家のモデルである安田旅館の目の前、アニメでは何度も登場した海水浴場がここです。アニメで見て結構広々としたものを想像していたのですが、来てみると意外とこじんまりとしていました。


▲三津海水浴場から北西方向を見た写真。正面に見えるのは沼津大瀬湾内巡り船乗り場の桟橋。夜になるとLovelive! Sunshine!!の文字が浮かび上がります

▲南西方向を見た写真。正面に見えるのが高級温泉旅館松濤館(しょうとうかん)

▲東方向、道路側にはAqoursの風車の看板があります

この海水浴場では時折Aqoursのイベントを開催していたりもするので、そのタイミングで訪れるのも楽しいかもしれません。


11. 安田屋旅館

そして街には……街には……特に何もないです!――高海千歌

▲安田屋旅館外観

googleで部屋の写真を検索すると、ラブライブの寝そべりぬいぐるみが一緒に写っている写真がやたらと出てくる旅館、千歌ちゃんの実家モデルである安田屋旅館です。この旅館は有名な文豪も宿泊した歴史を持つ有形文化財なので、こういう形で巡礼するのは不思議な感じですね。

しかし歴史ある旅館や温泉が有名な旅館がいっぱいあるのに「街には特に何もない」と言い切ってしまう千歌ちゃん、単に勉強不足なのか、安田屋旅館と十千万旅館は別物ということなのか。まあスクールアイドルを見るような若者にアピールできる魅力か、と言われると宣伝の仕方次第かなあという気はしますけどね。

(ほとんどの旅館がそうだと思いますが)2人以上からでないと宿泊はできないので、ぼっちには敷居が高い場所ですね。温泉だけなら日帰り入浴もです。


12. 伊豆・三津シーパラダイス

"サン" に "ツ" と書いて三津! どうして津を "ト" と読むんですの!?――黒澤ダイヤ

通称 "みとシー"。入口付近にもみとシーへようこそと書いてあるくらいなので、公式も推奨する呼び方のようです。沼津市にある3つの水族館のラスト、一番大きな水族館です。恋になりたいAQUARIUMの舞台でもあり、アニメ2期のダイヤさん回でも登場しましたね。

▲三津海水浴場から見たみとシー入口。右の大きな立体駐車場に車を停めることができる

▲アニメでは3年生が集合していた入口

入場料は大人2200円。ちなみに年間パスポートは5000円なので、年3回行けば元が取れます。
みとシーは恋になりたいAQUARIUMのPVを見ていれば大体内容はわかると思いますが、目玉はアシカやイルカのショーイベントですね。イルカショーはトレーナーさんも夏だろうが冬だろうが一緒にプールを泳いで演目を披露してくれます。

▲イルカに合図を送るトレーナーさん。この後一緒にプールに飛び込みます



▲イルカショーといえばこのジャンプ。高々と舞う姿は圧巻

みとシーで行われるショーは2種類あり、1つが上記のイルカの海ショーステージ、もう1つがショースタジアムというものです。PVで登場したのは下記のショースタジアムの方ですね。

▲ショーに使われるプールは2つあり、こちらが恋になりたいAQUARIUMで登場したプール

ショースタジアムはイルカとアシカが登場します。残念ながらこの日はもう終わっていたので見れず(1日3回ずつ行っているようなので、見たい人はタイムスケジュールをチェックしましょう)。

▲善子ちゃんがいたイルカの石像はイルカの海ショーステージ側のプールです


▲隣のプールにはなぜか大合唱するアシカさんたち




▲プールの横にはペンギンとフラミンゴもいます

建屋の方も充実した水族館となっており、ここでもやはり駿河湾の魚類を中心に数多くの魚を見ることができます。写真はないですけど。

 ▲曜ちゃんがいたクラゲの万華鏡。照明の色がゆっくりと変化していく幻想的な空間になっている










▲しっかりコラボやってます。本当に水族館か?

立派な水族館なのでお客さんは家族連ればかりなのですが、この人ラブライバーなんだろうなあというような男連れやカップルがちらほらいるのがちょっと面白いところですね。


13. 三の浦総合案内所

更に、みかんがどっさり!――高海千歌

アニメ1期では一瞬だけ登場し、劇場版でも冒頭で登場した観光案内所。もちろんそのシーンでは普通の外観だったのですが


▲海岸通りに突如現れる三の浦総合案内所

御覧の通り一面がAqoursで埋め尽くされています。案内所ってそういう意味だったのかと勘違いしそうですね。





▲中もこの通り。季節によって展示内容を変えているらしく、気合の入り方がおかしいですね(誉め言葉)

もちろん案内所としての役割はしっかり果たしており、聖地巡礼ガイドやバスダイヤなどを教えていただけます。案内所横の長浜市民公園は駐車場として利用できます。

▲三の浦総合案内所を出たところには例のカーブミラーが


14. 唯念大名号碑

そんなのわからないよ……どうして言ってくれなかったの……!――小原鞠莉

アニメ1期、雨の中黒澤家から浦女まで走っていた鞠莉さんが途中で転んだ場所がここですね。そんなの(名前だけじゃここが聖地だなんて)わからないよ……どうして言ってくれなかったの……!

▲唯念大名号碑。こんなところで写真を撮る人はライバー以外いないでしょう


15. 長浜城跡

見える……あそこぉよっ!――津島善子
違いますぅ!!――黒澤ルビィ

アニメ1期、千歌たちがPVを作るために訪れた場所がここです。長浜城は安土桃山時代、北条氏が伊豆の韮山城を護るために作った城で、内浦湾から上陸してくる水軍を退けるための、いわば海岸要塞の役割を担っていました。入り組んだ内浦湾であるため波が穏やかなこと、海岸から少し離れると水深が10mを超える地形のため船の接岸がしやすいことなどから、北条水軍の拠点としても重要だったようですね。

▲どうですか?この雄大な富士山!

千歌たちが登っていたのは城の最上部となる第1曲輪kruwa。曲輪というのは側面を土塁で区画した区域のことであり、長浜城では第1曲輪から第4曲輪まで存在しています。この平面部分で待ち構え、土塁と堀切を登ってくる水軍を撃退する構造になっているようです。4段階の防衛線が築かれていたわけですね。


▲PVを作るために最初にハンディカメラを回していた第1曲輪。椅子のように突き出ている木製の柱は、元々柱が立っていた名残で空いたままになっていた穴を埋めるためのものらしい

アニメでは少し広めに描かれていたのか、実際に行くとちょっとこじんまりとした印象を受けました。ちなみにこの時はるびぃちゃ好きなラブライバーが先客としていました。

▲第4曲輪からその先の磯まで降りることができる。すぐそこは停泊所になっており、多くの船舶が並んでいる

ラブライブの聖地としてやってきたわけですが、要塞としての役割を知れてちょっと楽しかったですね。下手な城跡よりワクワクしました。


16. 長井崎中学校前 バス停

ユメを語る言葉より ユメを語る歌にしよう
それならば今を伝えられる気がするから

長浜城跡を出発し、トンネル前で右折。その先に浦の星女学園のモデルとなった沼津市立長井崎中学校があります。

▲長井崎中学校前バス停。こちらは沼津市街とは逆方向なので利用者は更に少ないとは思うが、本数が少なく最終便は午後6時35分と早い


▲バス停の待合所。アニメ1期EDで登場した場所。奥に見える階段を上っていくと長井崎中学校に通じている

▲階段を少し登って見下ろした写真。アニメ2期で善子と梨子が迷い犬のあんこを諦めきれず、善子が会いに行くと言い出した場所

待合所の前の防波堤はアニメ1期OPにも登場していますし、それこそ長井崎中学校の校舎は浦の星女学園そのままだったりするのですが、実際に生徒が通っている中学校ですので、トラブルになるようなことは避けたいところですね。というか保護者でも卒業生でも何でもない変なおっさんが学校の写真撮ってたら、下手すりゃ通報案件ですからね。


17. 伊豆長岡駅

いい加減にしてよ……!――津島善子

内浦からなら三津三差路から東進して車で20分、電車ならJR三島駅から伊豆箱根鉄道伊豆線で30分。アニメ1期で登場した伊豆長岡駅です。PVを作るシーンでは、千歌たちは内浦から自転車で向かっていましたが、伊豆長岡駅自体が丘の上にあり、また道中も山を越えるのでかなりきつい自転車旅であったことは間違いないですね。40分はかかっているんじゃないでしょうか。


▲伊豆長岡駅。駅舎もバスもHAPPY PARTY TRAIN発売を記念したものになっている

こちらもアニメより現実のほうがアニメですね。ちなみに駅前はバス停とタクシー乗り場で埋まっているため、停車スペースはあまりありません(大丈夫だろうと思っていたら普通に邪魔しててバスにクラクション鳴らされてしまった)。


18. 伊豆の国パノラマパーク

流れ星にお祈りできなかったら、きっとダメになっちゃう!――小原鞠莉

伊豆長岡駅から車で10分ほど。三津三差路と伊豆長岡駅のちょうど間位にあります。アニメ2期で3年生組が幼少期に流れ星を探しに行った場所ですね。
伊豆の国パノラマパークは葛城山の山頂付近にある公園で、徒歩かロープウェイで登ることになります。聖地巡礼をするなら3人に従ってロープウェイを使うといいと思います。

▲鞠莉お嬢様ー!

この日はアニメも顔負けの悪天候で、麓にいるときも曇りでしたが、山頂に到達しても真っ白というありさまでした。ただ雲の中に突っ込んだだけですね。むしろアニメより悪化してるじゃないか。

▲山頂でロープウェイを降りて駆け上がってくる場面。ロープウェイ乗り場の手前にあるのが葛城珈琲。営業開始直後+悪天候だったので、まったくお客さんはいませんでした

▲せっかくなのでその葛城珈琲でアイスコーヒーを頂きました

▲3人が曇り空を見上げた展望台。奥にぼんやり見えるのが駿河湾。富士山?見えるわけないでしょ

パノラマパークは遊歩道が整備されているので、駿河湾や富士山だけでなく山歩きも楽しめるようになっています。天気が良ければですけどね。

▲紅葉道路。山の上はひんやりしていたのでもう色づいているかと思っていたのですが、どこまでもタイミングが悪いようです


19. 西伊豆スカイライン 土肥駐車場

この雨だって、全部流れ落ちたら必ず、星が見えるよ。だから晴れるまで、もっと、もっと遊ぼう!――高海千歌

アニメ2期、Aqoursの9人が鞠莉さんの運転するサンババスでシャイニーを探しに行った場所ですね。十千万旅館(安田屋旅館)からは県道17号線を西進し、途中で左折して県道127号線へ入り、そのまま西伊豆スカイラインを通って達磨山、古稀山を登っていくルートみたいですね。

▲十千万旅館からのルート。海岸線である県道17号線をずっと通り、土肥から入るルートもあるが、道幅がかなり狭いところが多くおすすめしません

県道127号線へと入ると右へ左へのワインディングが始まります。入ってすぐは谷の部分を進んでいくため見通しが悪い道が続きますが、西伊豆スカイラインへと入ると、その名に違わぬ景色が広がります。

▲西伊豆スカイラインから見た富士山。路面状態もよく、非常に見通しがよいためドライブは快適

約40分のドライブで西伊豆スカイライン 土肥駐車場に到着します。標高は800m。夏なら涼しくていい場所ですね。

▲駐車場に建てられた標識。普通の観光客はその向こうの雄大な景色を撮るので、こんな夜中に看板だけ撮る人は十中八九ラブライバー

▲午前中に自分の愛車と。奥には駿河湾が見えます

ちなみに夜来たときは激しい雨風が降り注いでいる状態だったので、星を見るどころか真っ暗で何も見えない状態でした。とことん嫌われてますね。


内浦編は以上です。行くことができていない聖地はまだあるのですが、機会があればそのうちまた行くかもしれません(しかし全部天気悪いなあ……)。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。


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